給湯器は今の生活には欠かせない便利なものです。給湯器がなかった時代にはお湯というものが貴重だったと思います。江戸時代などの昔の人々はどのように生活していたのか興味があります。冬の手洗い、洗顔などは水を使っていたのだと思います。寒さの厳しい地域では水が凍ってしまうので、飲み水などはどうしていたのだろうと思います。お湯を沸かしてもすぐに冷えてしまうので大変だったろうと思います。昔の人々の生活は簡素で厳しいものですが逞しさがあります。給湯器がなくても問題なく生活していました。そう考えると今の生活は便利になりました。特にありがたさを意識することなく、蛇口をひねればお湯が出てきます。

お風呂もシャワーも当然のようにお湯を使っています。温泉地であれば給湯器がなくてもお湯を使い放題ですから、昔の人でも温泉地は別世界だったのでしょう。温泉の中にも源泉をくみ上げて適温になるまで加熱することもあるようです。源泉の温度が低いことは珍しくないそうです。考えてみれば自然の産物ですからすべての源泉が適温になる訳がありません。江戸時代にも温泉地でない町中に公衆浴場があったそうです。ちなみに混浴だったそうです。昔の人はおおらかだったのでしょう。オフィスにはほとんどの場合、給湯室があります。そこでお茶やコーヒーなどをいれたりします。お昼にカップ麺などを食べるときに使うこともあります。飲用で使う場合は電気ポットなどで沸かして給湯器のお湯は洗い物に使いますが、給湯器のお湯を使っても問題ありませんでした。給湯室にOLさんたちが集まると井戸端会議が始まります。

ここには男性社員は立ち入ることはできません。なんというか結界がはられているのです。カップ焼きそばを作ろうと給湯室へ入っていくと、それまで弾んでいた会話が止まりしばらく静寂に包まれます。そのあとは当たり障りのない会話が続きます。このいたたまれない雰囲気は給湯室ならではのものです。今普及している給湯器は本体を屋外に設置するタイプが多いと思います。ひと昔前には本体が台所などの流し場に設置されていました。スイッチを入れるとガスに火がつき、その様子が小窓から見えたような記憶があります。今から考えると味わいのあるデザインだったと思います。もしかしたら今でもそのようなデザインの製品があるかもしれません。台所やお風呂に設置されている給湯器はお湯を作る機器ですがそれだけではないような気がします。